ちはやふるネタバレ37巻の感想!千早と田丸の準決勝!勝者は?

ちはやふる36巻までは太一、千早ともに絶体絶命のピンチでした。しかし新の優勝の一報に二人の気持ちがガラリと変わりました。

ちはやふる37巻は、強敵を乗り越えて、名人、クイーン戦へまた一歩近づくことができるか!?

ここでは、ちはやふるネタバレ37巻のあらすじと感想についてお伝えします。

ちはやふるのネタバレ37巻のあらすじ

準決勝の行方

すっかり視界が開けた千早。神経が研ぎ澄まされ、かるたの上に落ちそうになった理音の髪の毛を地面につく前にキャッチします。

宮本武蔵もビックリな集中力に理音に戸惑いが生じます。

一方、太一は自分の長所を最大限に生かし、目の動きで相手を誘い出し、お手つきをさせます。

そして最後は千早を象徴したかるた「ちはやぶる」が出て、太一が見事にそれを手に入れます!太一の勝利です。

「ちはやぶる」が最後に読まれたところが粋ですね。これは太一と千早の関係性の伏線なのか?どうなのか。

千早は怒涛の追い上げを見せ、運命戦まで持ち込みました。

そして理音は焦るあまりお手つきをしてしまいます。

周りが見え、いい塩梅に集中できていた千早が勝利しました。

優勝するのは?

千早の対戦相手は千早の後輩の田丸さん。

誰もが千早の試合を見ていて、田丸さんは自分の準決勝は誰も見ていないと思っていました。

田丸さんは誰も応援してくれないことにさみしいと思っていることを自覚し、そのさみしさを乗り越えて試合を勝利しました。

その時、桜沢先生が駆け寄り勝利した田丸さんをべた褒めしていきます。

実の教え子であり、負けた理音は放置です。試合も途中から田丸さんの方しか見ていませんでした。

「あなたが次の端沢のエースね?」

「今度、富士崎の合宿に来ないかしら?」

と誘われます。

そして実はチームメイトにも応援されていたことも分かり、田丸さんは生まれ変わったような気分になります。

しかし、次の相手は千早です。

大きな壁として立ちはだかる千早に田丸さんはどこまで食らいついていけるか!

太一の相手はあの原田先生です。

そして何と太一は原田先生に勝ちを譲ろうとします。

が、原田先生はそんなことをさせません。

「かるたに復讐していると思ったが、復讐したいとすれば、私にだよな」

と言ってきます。それを聞いて太一の本音がグッと引き出されます。

そうではなくて、

「新と千春がいるところに行きたい」と言いました。

良かったです。一時期、太一がどんどん悪役になっていくのでどうなるかと思いきや、さすが原田先生が善人太一を引き出し、解呪してくれました。

そして試合開始。

原田先生は成長した教え子を前に全盛期とのギャップを感じながらもそれを楽しんでいます。

結果は接戦ながら太一の勝利です。

原田先生から

「苦しかったな。絶体絶命がたくさんあったな。絶体絶命を愛せよまつ毛くん。これから先ずっとだ」

と素晴らしい言葉をもらいました。

原田先生の言うことはいつも心にしみますね。

そして千早も勝利しました。

挑戦者決定戦への準備

太一のお母さんは息子の優勝を知り、かなちゃんのお店に袴を注文します。

太一のお母さんは今までかるたに対して否定的でしたが、少しずつ応援する気持ちが芽生えているようです。

そして試合も終わり、学校生活が始まります。

太一とお母さんは一緒に着物のお店に行くはずでしたが、お母さんに急な用事が入ったため一緒に行けなくなります。

そこで困った太一は机&肉まんくんとかなちゃんについて来てくれるよう頼みます。いつもは一人で何でもできる太一が頼ってくれたので、みんな胸キュンしています。ギャップ萌えですね。

お店に到着するとかなちゃんのお母さんが迎えてくれます。

「私の推しメンが..とうとう顧客に..!これを僥倖と言わずになんと言う..」

とテンションが上がりまくっています。

太一は若干引き気味です。しかしそこはプロ。

かなちゃんのお母さんも今まで競技かるたで使用する着物について研究されていたようです。

「お任せくださいね。必ず一番戦いやすい着物をご用意して見せますので」

と頼りがいのある言葉を太一に伝えます。

千早は別行動です。

もとクイーンの猪熊さんのところで稽古をつけてもらっています。そしてその時に机くんからメールが届きます。

なんと専任読手さん達の音声データーでした。

それは机くんとかなちゃんが受験生なのに時間のない中、一生懸命集めてくれたデーターです。

みんなが応援し、支えてくれていることを実感しながら千早はクイーンなることを新たに決意していきます。

「あたし達にはかるたがあるから、また会える。会ってそして行くんだ、その先へ」

ついに試合当日、三人が会場で出会い、この巻は終了します。

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ちはやふる37巻の感想

それぞれの思いが交差しあう対戦でした。

田丸さんは何かと厭味ったらしくなってしまい、みんなから愛されにくい性格だったのですが、あこがれの桜沢先生に期待をかけられチームメイトから大切にされていることを実感することが出来、これからエースとして成長していきそうです。

原田先生はさすがですね。ずっとこの3人を見守り、太一をギリギリのところで助けてくれました。

そして準備期間は本当にチームのみんなの協力に心が温かくなりました。次巻はついに新、太一対決です!勝つのはどっちか全く予想ができません!