宇宙兄弟32巻までのあらすじ。
ISS組はALSのタンパク質結晶化に成功し帰線しました。ムッタ、そしてシャロンの夢の「シャロン月面天文台」が現実になる目前です。
個性豊かながら認め合い一致団結しミッションに取り掛かるジョーカーズ。
しかし、数日後に被爆すれば命がなくなるに至る太陽フレアが襲い掛かるかもしれないとの情報も入ります。
人命第一。しかしミッションを遂行しきれない=失敗という評価では終われないと地球で判断が下ります。
宇宙飛行士達は何のためにどんな思いで月に行き活動しているのか。
期限は残り5日。短いタイムリミットの中でムッタの夢である天文台は完成させられるのでしょうか。そんな最中にけが人も出てしまいます…
宇宙兄弟33巻ではどうなる!?
目次
宇宙兄弟33巻のネタバレ1 平和に向かって
33巻の冒頭はいつも癒しのムッタ家族とのやりとり。いつもの日常、いつものテンション、いつものボケ感満載の家族との会話から始まります。
シングルマザーベテーは一人息子クリスとの会話をしています。
エディは、宇宙との会話にもかかわらず、家にいるかのような内容の会話に「平和」を見出します。
太陽フレアを起こした黒点が活性化させている中で、次に被爆をすれば致死レベルの量になります。そんな中、太陽フレアが月面を襲う危険性があることを知ります。
出た結論は残り5日後に帰線とのこと。限られた時間の中でミッションの完成が求められています。
待っている家族に危険性は伝えない、ミッションを成功し無事帰還する。
平和のためにしている活動、平和の中に帰りたいエディの言葉はいつも男前で渋くかっこよく心に沁みます。
エディ自身が平和の意味をきちんと理解していて、ムッタと並ぶ平和主義です。個性を潰さず助け合い、認め合い見ていて心地よいチームになったエディ率いるジョーカーズ。
「いつもこれが最後かもしれないって思ってやってきた」というエディの言葉。残り数日の月での活動ラストスパートのスタートです。
宇宙兄弟33巻のネタバレ2 ペティの怪我
誰だっけ?と思う九城(クジョー)という人物の登場!
宇宙飛行士の健康管理の専門医であり、月面の機械を遠隔操作している器用な人物とのことです。
宇宙飛行士のことを考えながら、日々の指示指導をしっかりしている、ミッション遂行のために重要人物ですね!
帰還準備のためにペティとカルロが月離脱ステージを点検中、ペティがタンクに筋を見つけます。その時、タンクが破裂!ペティは吹き飛ばされてしまいます。
クジョーとカルロによる診断と苦しそうなペティ。どうなるのか!
宇宙兄弟33巻のネタバレ3 診断とカルロのウソ
その後の診断は骨折と気胸。
気胸とは肺に穴が開いている状態で胸から空気を抜かないといけません。
私も経験したことがありますがとても行き苦しく過呼吸のような状態になります。宇宙であの状態になると思うと恐怖でしかありません。
そんな中、カルロが手術を決行!カルロって医師だったんですね。
一緒にいたのがカルトで本当に良かっなと感じました。
カルロはやったことのない気胸の手術をやったことがあると言い切り挑み無事成功。この事故により、ペティの人命優先のため即帰還の判断が下ります。
宇宙兄弟33巻のネタバレ4 残る2人は…
一方ムッタとフィリップは知らせを受けずにミッションを遂行しています。
基地に帰る途中、ムッタッ達は、事故のこととペティの怪我、そして4名の帰還と2名は月に残りミッションを遂行するという判断を耳にします。
誰がの残るか…
残りたい人が挙手性でという中で、ムッタとフィリップは誰よりも高く手をあげます。
命がなくなる確率から考えて年齢的にエディが残る案をエディから提案されますが「この手の高さが意志の強さだ」と言うムッタの言葉は胸が熱くなりました。
覚悟の強さ、意志の強さが裏にある言葉は人に響きます。
詳細を聞いてすぐに帰り道に二人で決めていたそうです。
宇宙兄弟33巻のネタバレ5 次のコマンダーは
残るのはムッタとフィリップ、その二人以外は帰還と皆で決めたジョーカーズ。そのことが決まった夜にフィリップがエディに告げます。
通常であれば経験値から先輩のフィリップが次のコマンダーになるはずですが、フィリップはムッタをコマンダーにするようにお願いします。
今回のミッションにはムッタのアシストに注力すると決めていたと言うフィリップ。それを受け、エディはコマンダーの証として時計を渡します。
これを地球で生きて返してほしいと。
新たな約束を胸に地球と宇宙に分かれるジョーカーズ。ミッションを遂行し、無事全員地球に戻り約束を果たせるのか。
ここで34巻に続きますがとても楽しみです。
前回のお話をまだ読んでいない場合は、こちらをご覧ください。
- URL=ttps://www.bookgate.info/archives/131
宇宙兄弟33巻の感想
誰が事故を起こしても責めることがなく、ミッションに向かって前向きなジョーカーズに今回も胸を打たれました。
何があるかわからない場所で信頼しあう仲間と様々なトラブルを乗り越えていく姿は羨ましくもなるほど。
いつも渋くてかっこよいブレないエディ、エディを引き継ぐムッタ。クールに何でもこなすカルロはかつてなくかっこよく見直す場面が多かったです。
人の心がわかりアシスト上手なフィリップに、芯が強く責任感が強いペティ。回が進むほどに皆の個性が愛すべき存在になっていきます。
約束を果たす日を楽しみにそしてドキドキの心とともに見届けたいですね!